日記

40代独男、転落の軌跡

1月30日(土)

◯起床時間不明、休日。

◯深夜2時、そこから6時ぐらいまで短い睡眠から悪夢で目覚める死のループ。悪夢は探し物が見つからない、化物に追いかけられる、狭いところに閉じ込められるとフロイトも関心を寄せるであろう多種多様なストーリー。脳は退屈に耐えられない。退屈な日々を送る自分に悪夢で刺激を与えているんだろう。

◯本。重松清「その日の前に」。読んでいてポロポロと涙がこぼれた。現在独り身、もちろん子供もいない自分がその物語のどこに共感して泣くのか、自分でも不思議だ。

◯緊急事態宣言下。自粛警察に捕まるのも嫌なので細かいことは書かないが、友人と会った。隣の席にお笑い芸人、とろサーモン久保田みたいな男と女性が座っていた。飲み物を飲むために女性がマスクを外した。美人だった。「おふたりの関係は?」「どこで知り合ったんですか?」「やっぱりお金ですか?」「そんな男よりボクと付き合いませんか?」色々訊きたかったがもちろんそんなことは出来ない。帰り道、石ころ蹴って唾吐いて、こんな自分だから独りなんだろうとやさぐれた。

◯嫁募集中。結婚相談所や出会い系アプリで顔面と年収晒すのが手っ取り早いんだろう。しかし求めるのはデスティニー。白馬に乗って迎えに行くから、毒リンゴ食べて待っていてくれ。