日記

40代独男、転落の軌跡

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10月29日(水)

若いころは有名になりたいと思っていた。その結果として金持ちになれればと思っていた。 「何をして有名になって、お金持ちになりたいかが重要なんだよ」 正論は好きになれない。正論をいう人間は高い位置にいて、迷路で迷う人を蔑んでいるけど、自分がいつ…

10月26日(日)

ジョン、今、ボクはこの文章を銀座にあるスターバックスコーヒーでアイスショートアメリカーノ、税込324円を飲みながら書いているよ。 324円あれば吉野家で牛丼が食べられる。 金がなかった生活が長かったせいか、ボクは牛丼換算の思考から抜け出せな…

10月21日(火)

考えてみれば、10年以上付き合った彼女に三行半をくらい、10年続けた夢追い系フリーター生活をやめ、超安定の正社員の職に就いてから、いや、30を越えたあたりから、ボクは異常に負けることを恐れるようになっていた。 だからといって勝てるわけもなく…

10月20日(月)

競馬の惨敗から一夜明けてもモヤモヤがとれない。 そもそも競馬をやろうと思ったのは、元彼女との話題づくりのためだ。 10年付き合って別れたボクの元彼女は動物とお話しができる不思議ちゃん。もちろん馬言も日常会話程度ならお手の物。おまけに異常に数…

10月19日(日)

カジノ生活25年の常打ち賭人、森巣博は著書『無境界の人』の中でギャンブルにおける三箇条の御誓文としてこう書いている。 ①ゲームのルールをよく覚えないさい。 ②負けるときは小額の、そして勝つときは多額の賭金(たま)をはりなさい。 ③運(ツキ)が去…

10月12日(日)

自分の働く会社では、年に何度か、全国各地で会を催すことがあり、その受付業務のために、派遣の人間を雇うことがあります。 先日も北の地で催しがあり、現地の、若い女子三名を雇いました。 三人は店売りの雑紙に例えるなら、ノンノ、キャンキャン、群像と…

10月11日(土)

フランスの女性哲学者、シモーヌ・ヴェイユは労働の実態を探るために、工員となって工場にもぐりこんだ。そこでの日々を書き綴った『工場日記』に彼女はこう書いている。 「ひどい疲れのために、わたしがなぜこうして工場の中に身をおいているのかという本当…

10月6日(月)

「人間はこの世界に生まれ落ちたとき、男と女、ふたつに分かれた。だからその片割れを探して彷徨い歩くのだ」 たしかそんな感じのことをパスカルだかがいっていた気がする。「要出典」という曖昧な書き出しになってしまうのだが、なにはともあれ、まったくそ…

10月5日(日)

男女が顔を合わせた瞬間、唇の渇きを気にするような行為をしたら、相手を異性として意識している。 迷信なような気もするが、実際自分に興味を持ってくれそうな女性は目と目を合わせた瞬間、唇を内側にしまい込み、渇きを癒している。 もっともこちらは興味…

10月4日(土)

円高になっても円安なっても笑う人がいて泣く人がいるのはバランスの問題なんだから当たり前のことだし、バターや小麦粉やガソリンが値上がりすることだってやっぱり需要と供給のバランスなんだし、だいたいレタスなんて毎日食べるものじゃないんだからいく…