日記

40代独男、転落の軌跡

10月15日(木)

◯5時起床、杜の都へ一泊二日の出張、1日目。

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◯仕事は夕方から。午前中に新幹線移動し、休みだった兄と妹に会い昼飯。

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◯夕方、上司と合流。翌日の打ち合わせ。解散後、飲みに行きたくない俺は静かに消えるつもりだったのだが、上司Aに捕まりやきとんの刑。

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◯2時間ほどで釈放ののち、今度は上司Bからの呼び出し、場所が遠くだったので自腹タクシーで移動し合流。上司Aと飲んでいたのに秒で駆けつけた俺に気分をよくした上司Bは「もう一軒」と言い、居酒屋老店員におすすめの「女の子のいる店」を聞きだす。もちろん俺も強制連行。

◯繁華街のど真ん中の雑居ビルにあるスナック。明るい老年のママと気立のいい若い女の子がいるという事前情報はなんだったのか、扉の向こうには「若い頃も別に綺麗ではなかったんでしょうね」なババアがひとり。聞くと、若い子は交通事故に遭い休んでいるという。じゃあ帰ろうという上司と俺だったが、ババアが「サービスするから一杯だけ飲んでいって」と上司Bにすがりつく。俺にとってババアでも、ジジイ上司から見れば同級生、性の対象なのか、一杯飲むことになった。

◯ババアのサービスは、常連客が入れた高級ウイスキーを盗み飲みさせてくれるという、夜の商売をしている人間の倫理観を疑うサービスだった。ババアのザ・ノンフィクションな半生を聞きながら高級ウイスキーをちびちびやって、1時間ほどでお会計、一人六千円。若いホステスがいてならわかるが、ババア接客と盗み飲みでその値段はどうかと思った。

◯思ったが、それを言っても仕方がないので、上司から六千円を受け取り、千円札、五千円札がなかった自分は、一万円札2枚をババアに渡す。するとババアは「釣りがない」ときた。釣り銭ぐらい用意しておけよと俺がコンビニに両替に行こうとすると、上司が「細かいのがある」と千円札を出し、俺がまだしまっていなかった千円札と合わせてババアに渡し会計完了で店を出た。流石に三軒梯子酒で酔いが回っていた俺。ホテルに戻って寝落ちして明け方目覚め、ババアが本来返すべき一万円を返していなかったことに気づく。つまり俺は、あのババアに九千円多くくれてやったわけだ。あのクソババアに。

◯クソッタレ人生。

10月14日(水)

◯5時起床、17時退社。

◯会社から駅までの帰り道、後輩女性社員の「ちょっといいですか?」。最近はこの手のコミニケーションは適当にあしらっていたのだが、今日はなぜか対応してしまい、気づけば3時間の立ち話。

◯意見を求めてくるから意見してるのに、「それは違う」と反発してくるってどういうつもりなんだ? アホくさ。

10月12日(月)

◯4時起床、祝日、スポーツの日。

◯朝、開店直後のスーパーに行って買い出し、夕方、百円ショップに消耗品買いに行く。他は部屋でゴロゴロ。

◯ここ数年、感情の起伏はあれど、基本的に「ただ一切は過ぎていく」の思考停止状態で生きていた。深く考えても、どんなに争っても結果はさほど変わらず、希望を持てば裏切られ、失敗すれば後悔に取り憑かれるだけなので、それを避けるための防衛策だった。しかし、これ、リスクは最小だが、自分の人生という感じが薄く、生きているのかゆっくり死んでいるのかの狭間で暮らすことになり、それはそれで辛い。なので昨日から「最後には勝つからどうでもいい」な生き方に切り替えることにした。

◯大量失点して敗戦濃厚だとしても、9回裏ツーアウトから奇跡の大逆転で勝つとわかっていれば、どんなにやられても思考は前向きだ。実際勝つかどうかはどうでもいい。人生に審判はいない。終わりの瞬間、嘘でもいいから「勝った」と言えば勝ちなのだ。