日記

40代独男、転落の軌跡

8月4日(金)

◯4時起床、有給休暇、平日休み、5連休の3日目。青春18きっぷを使って鈍行列車を乗り継ぎ新潟方面に戦友を訪ねて231.6kmの巻。

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◯6時前に最寄駅を出発。乗り継ぎが面倒なので一度東京駅へ。そこから上野駅高崎線となる上野東京ラインの電車で高崎駅へ。そこから上越線水上駅まで行き、上越線で目的の南魚沼辺りに到着。移動時間4時間56分。

◯戦友。若かりしプロフリーター時代、イカれたクレマーやイカ臭い店長などを相手に、アルバイトという戦場で一緒に戦った男。彼のラブ&ピースな言動とバイト先が地域の西にあったことから人は彼を「西のジョン・レノン」と呼んでいた(嘘)。一方、レジの金をくすめ、新しい学生バイトが入れば性別問わず食い散らかしていた俺は「西のポール・マッカートニー」あるいは「人間のクズ」と呼ばれていた(一部真実)。

◯調べるとジョンは2016年6月2日に東京を離れ新潟移住、その後、俺が遊びに行ったり、ジョンが出張で東京に来たりでちょこちょこ会ってはいたが、最後に会ったのは2018年9月21日で、今回は5年ぶりの再会だった。

◯移住後にお子さんが産まれたことは知っていたが、更にお二人目が産まれたことを知って嬉しい驚きだった。このように戦友であるにも関わらず、お互い家庭のことは語らない。ジョンも俺に今年23歳になる娘がいて、その子が今やってる朝ドラでヒロインをしていることは知らない(寂しい独身男の妄想)。

◯昼飯。ジョンが食事と温泉を楽しめる隠れ家的な店を予約しておいてくれた。感動。川沿いのベンチで缶チューハイに焼き鳥を食っていたあの頃の俺たちにこの未来が想像出来ただろうか。

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◯その後、夕方までジョンの運転する車であちこち観光案内してもらい、43歳、夏の思い出の1ページには書ききれない素晴らしい夏の1日になった。

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◯夕方、別れのとき。いつだってサヨナラは悲しい。楽しい時間が長ければ長いほど、別れの時には大きな悲しみに襲われる。こんなに悲しいなら会わないほうが良かったなんて思うぐらい悲しい。でもまた会いたい。絶対会いたい。また一緒に楽しい時間を過ごすために。相手もそういう気持ちだったら嬉しい。そしてまた会いたいと思ってもらえる自分であるために、頑張って生きていく。

 

西のジョン・レノン

今日は本当にありがとう。昼飯から各所での支払い、車のガス代まで独身貴族で汚い金を溜め込んでいる俺に支払わせておけばいいのに、全部出してもらい、それをうまく返せない俺で本当に本当に申し訳ない。いつかドン引きするぐらいの倍返しをするので許して欲しい。そしてこれに懲りずにまた遠くない未来に会って、相変わらずの俺を笑ってやってほしい。困ったことがあれば、いつでも連絡してくれ。大抵のことは金で解決できる。そして俺は金を持っている。任せろ。頼ってくれ。

西のポール・マッカートニーより

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◯今宵は安宿に一泊。晩飯は調べておいた店にと思ったが、ジョンが土産にと持たせてくれたワインがあり、そこは独身アル中、「いい女(ワイン)と一夜ホテルで一緒に過ごして手を出さないのはどうなんだ」とコンビニでつまみを買い込みホテルに戻る。シャワーを浴び、さてと瓶の上部についていたビニールを剥がしたところで膝をついた。コルク、、、(-_-) 最近、自宅ではペットボトルタイプの安ワインしか飲んでいなかったのですっかり忘れていたが、ワインはコルク栓で封がしてあるのが常識。安宿のアメニティーワインオープナーがあるはずがない。この日はお酒の神様が「飲むな」と言っているんだろうということで、ワイン一本空けるつもりで買ったつまみをただただ貪り食って寝た。

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