日記

40代独男、転落の軌跡

5月4日(木)

◯7時起床、祝日、みどりの日。東北にある実家へ帰省中。

◯兄に誘われ地元で開催しているとあるイベントへ。自分の中に並んでまでして見たいとか食べたいというものはなく、本来お断り案件なのだが、家族の輪を壊さないように黙って付き合う。

◯小学2年生から高校卒業まで暮らした田舎の町は、大きな道路が北から南、西から東に走るようになり、昔、田んぼだった土地は年々その面積を減らしている。同級生が手広く不動産業をやっているようで、彼の不動産屋の管理物件であることを示す看板が町のあちこちに立っている。

◯同級生。不動産屋の彼をはじめ、みな家庭を築き、楽しく暮らしているんだろう。そういうものに唾をしながら生きてきた俺はこのザマだ。しかしこのザマが嫌いなわけではない。10年前、今の俺の財布の中身が想像出来ただろうか。否。ここから10年後の自分がどうなっているかわからない。とりあえず「そうなるように」日々選択していくしかない。