日記

40代独男、転落の軌跡

12月5日(日)

◯7時起床、休日。

◯昼、友人とふたり、串かつ屋と餃子の王将はしご酒。

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◯″何が欲しいというわけではなかったが、まず書店に寄った。店頭にバストセラーを並べた棚があり、映画にもなった恋愛小説を手にとってはみたものの、明日からまた仕事だと思うと、並んだ活字が重かった。書店を出て、今度はCDショップへ入った。仕事中、よく有線で聴いている福山雅治の「桜坂」を手に取って、しばらく買おうか迷った末に棚に戻した。(中略)自分には欲しい本もCDもなかった。新年が始まったばかりなのに、行きたいところも、会いたい人もいなかった。″吉田修一「悪人」より

◯42歳。身体はすこぶる健康。2週に1度のペースで酒を飲む友人がいて、仕事は常に辞めたいが、それはどの、なんの仕事をしていても一緒だし、その中では比較的ストレスもなく、コロナ禍でボーナスが出るどころか増額された今のポジションにとりあえず不満はない。欲しいものがあれば次の給料を待たずに躊躇なく買えるし、食べたいものがあれば交通費をかけてわざわざ食べに行くことも出来る。20代はふらふらしていたので、年金の面で期待は出来ないが、老後資金は貯金と投資でなんとかなりそう。これで週末に会って、食事をして、セックスする女性でもいれば「幸せ」なんだろうが、たぶんそうなってもこのぼんやりとした不安は消えないんだろう。

◯クソッタレ人生。