女で面倒くさいといえば六つ下の妹だ。「明日ディズニーランドに行くから泊めて」ということで、今晩うちに泊まることになっていたのだが、こちらが「女と食事に行くことになったから部屋勝手に使っていいよ」といったらご機嫌斜め。「先に約束したのは自分なのに」とスネる始末。有村架純みたいな妹ならそれも許せるが、勘弁してくれ我芋妹よ。
そんなこんなで23時までには女との時間を切り上げなくてはならなくなった。何年ぶりかの「あり」な女との食事だというのに、思わぬところでブレーキだ。
しかしながら、一番の問題は、「あり」な女だったという記憶はあれど、ボクが女の顔を覚えていないということだ。
鬼が出るか蛇が出るか。
せめてFカップだったらいいのにな。
すべての企ては頓挫するだろう。