余命46年

30代独男、転落の軌跡

上司のはからいで、居酒屋店員(女子)と携帯の番号を交換した。

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 たぶんフリーターだと思う。

 別にフリーターを下に見たりはしない。自分も十年以上フリーターやってたわけだし。

 ごくごく平均的なルックスをした子で、たぶんボクより十歳は若いと思う。飲み屋でバイトしてて、携帯番号を教えるぐらいだからノリはいいんだろう。

「お前ももう若くないんだ、この辺で手を打っとけよ」

 心の悪魔がそうつぶやく。

 でも絶対嫌だとだだをこねるリトルボクもいる。

 妥協ってなんだろう、って思う。

 自慢だが、ボクは色恋において妥協したことがない。絶対にヤレる、あるいはヤらなくてはならない場面であっても、タイプじゃない人とは絶対にヤらなかった。この点についてはクソみたいな自分の人生において誇るべきことだと思っている。逆にタイプの女を目の前にしてヤらなかったのは人生最大の汚点なんだけど。

 オトナたちはボクに口を揃えていう。

「とりあえずヤりまくれ」

 そして続けて

「お前(の容姿)ならヤり放題だ」と。


 自信というのは自分で持つものではないらしい。他人につけてもらうものだと誰かがいってた。

 ボクが妥協できないのは、自信をつけられすぎたせいだと思う。

 出来ればネットに素顔をさらして鼻っ柱をへし折られたいところだけど、腰抜けのボクにはそんな勇気はない。

 誰かを愛したい。

 心からそう思う。