日記

40代独男、転落の軌跡

12月24日(火)

◯6時起床、18時退社。

◯クリスマス・イヴ。独身中年男はおとなしくスーパーマーケットで食い物を買って帰宅。あん肝を買った。8時前時点で、店員はクリスマスから年越しへのレイアウト変更をしていた。時の流れは早すぎる。

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 恥の多い生涯を送って来ました。

 自分には、人間の営みというものが、見当つかないのです。自分は小学校から高校まで男子校だったので、はじめて異性に興味を持ったのは、よほど大きくなってからでした。自分は普通の男女が、出会って、付き合って、別れて、それが一生を共にする相手を探す行為であることには全然気づかず、ただそれは恋愛ドラマみたいに、複雑に楽しく、人生をハイカラにするためにのみ、俳優の真似しているものだとばかり思っていました。しかも、かなり永い間そう思っていたのです。普通の男女が出会ったり別れたりは、自分にはむしろ、ずいぶん垢抜あかぬけのした遊戯で、それは人生の暇つぶしの中でも、最も気のきいた暇つぶしの一つだと思っていたのですが、のちにそれは「結婚」をする過程の実利的な行動に過ぎないのを発見して、にわかに興が覚めました。