余命46年

30代独男、転落の軌跡

京都のバーで出会った女の話

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 先週の京都での話。

 仕事関係の飲み会が終わり、ホテルにそのまま帰る気分になれず、いつかの「絶対ひとりでバーに行かない」という誓いを破り、小洒落たバーのドアをオープン。

 店内には数人の客。ほどよい混み具合。一番奥の席に座ろうと歩みを進めると、バーテンに「こちらへどうぞ」と促され、人と人ととの間のカウンター席に着席。

 隣には中の中な女。いわゆる平均点。いや、そう思うのは自分だけで、世間一般には彼女のようなのを「美人」というのだろう。

 バーテンを媒介にして、なんとなく話すようになると、女は東京からふと思いついて京都に観光にきたという「そうだ、京都へ行こう」マインドな女。

 クソだなと思ったが、我慢して話を続けた。

 女が何故ひとりでバーに来たかというと「帰りの夜行バスまで時間があるからちょっと寄ってみた」そうで、「普段はひとりでバーに行ったりしないタイプなんだけど、旅情気分で来ちゃいました。あ、ピーチ系のカクテルなんかください」だと。

 ゲロいなと思ったが、一口ゲロを飲み込んで話を続けた。

 別に相手が(世間一般に)美人だからトゲを立てていたわけじゃない。自分の中の水曜どうでしょうディレクター藤村君が言うのだ。

「腹を割って話そう」

 おそらく女が話した中で腹を割って話していたのは「漫画、アニメが好き」ということだけだろう。どうでもいいが、人前で漫画、アニメが好きと恥じらいもなく言える文化は好きになれない。日陰には日陰の良さがある。


 女の隣に座っていたカップルがやたらとボクと女をくっ付けたがっていたが、その気のないボクと、プライドでガチガチの女の距離は一切縮まらなかった。

 カップルが帰り、女もバスの時間だからと席を立った。ボクは二度と会わない人に使ういつもの「運命だったらまたどこかで」という決まり文句で女を見送った。

 おそらく今までひとりで飲みにいって出会った中でルックス的には一番マシな女だったと思う。「やれ」といわれれば、やれないこともなかったとも思う。でもボクは連絡先を訊くことすらしなかった。そしてそのことを後悔すらしていない。

 偶然で出会える女のレベルはそんなものなんだろう。

 出会いの多い生活をしているわけではないのだから、自分のタイプと会えることなんて奇跡だとつくづく思った。

 このまま老いぼれて使いものにならなくなるなら、自分を好きだというブスと寝てあげてもいいかなと思うけど、ブスがつけあがるだけだし、ブスの裸で立つ自信もないしで、最低の思考でごめんなさい、だ。


 あー、本日有給とって三連休の最終日だというのに、こんなこと書いて、何やってんだか、、、