日記

40代独男、転落の軌跡

11月14日(金)

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 取引先といっても具体的な利害関係はなく、一年に数えるほどしか接点もないので取引先といっていいのかわからないが、まあ、とにかく仕事関係の女と食事をすることになりそうだ。
 
 きっかけとしては相手方の部長がうちの部長に「彼は独身?」なんて訊いてきて、うちの部長も「彼女は独身?」なんて返して、お互いイエスで、「なら名刺を交換しなさい」なんて感じ。
 
 たぶん女は二十代。中の上ぐらいで、クラスにいたら少しチヤホヤされるかな、ぐらいなレベル。ボクの審美眼の厳しさを知ってる人なら「なら相当可愛いじゃん」というはず。
 
 まあそういう女だから、飯ぐらい行ってもいいかなと思い、名刺にあったメアドにテンプレートの挨拶と一緒に自分の携帯番号(個人)を書いて送って反応を待ってみた。
 
 一週間経っても返事がこないので、人としての礼儀もなってない女かと思っていたら『迷惑メールフォルダーに入ってて気づくの遅れました』と返信。そしてそこには女の携帯番号(個人)。
 
 ヒット!
 
 何事も勢い。っていうかこの年で駆け引きはもう面倒臭さい。ショートメールで「食事に行きませんか?」と送信。待つこと半日。「今日、今から大丈夫ですよ」ときたもんだ。
 
 バット!
 
 そのときボクはビジネスアルコールの真っ只中。受信から遅れること三十分後「何時までなら大丈夫?」と送るも、「最寄り駅に着いちゃいました、またにしましょう」とワンアウト!
 
 予定を確認するメールを送ると「来週の木金以外なら」の返信。「なら明日か明後日は?」と送ると沈黙二日、ツーアウト!
 
 で、今日、今さっき。「昨日今日は予定があるので、来週ですね」だと、スリーアウトチェンジ!
 
 若いころなら「ふざけんじゃねぇ! 返信遅いわ!! お前はどんだけ高いんだ!!!」とキレていたか、相手に自分がどんな気持ちで返信を待っているかを伝えようと必死だっただろう。
 
 でももう大人、ってかオヤジ?
 
 別に付き合いたいとも思ってないし、相手に男いても関係なし、若いころには逆にできなかったファイト一発ワンナイラブできればいいし、女の身の上知って変に感情移入するのも嫌だし、とにかくどーでもいいのだ。
 
 しかし仕事ある日に面識のほぼない男に飯行こうと誘われて、その日にオーケーする感覚ってのが理解できない。ってか、ボクがそーゆーのの対象外ってことか、本命に断られて急に予定空いたからオーケーなのか、もしくは常に臨戦態勢で「なんかあってもいいとき用のパンツ」をはいてんだろうか??
 
 とにかくこれはリハビリ。恋愛体質を取り戻すきっかけになればいい。そうすればこの終わってる人生も少しはマシになるだろう。
 
 しかしホント、中途半端に愛されてきている女のエゴには反吐が出る。ゲロゲロゲロ。