日記

40代独男、転落の軌跡

2月4日(土)

◯6時起床、休日。

◯7時、身支度を整えサンマルクカフェへ。モーニング、目玉焼きデニッシュセット、飲みのものは紅茶。パソコン開いて仕事の資料を作り、読書して11時帰宅。

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◯今日の映画「キャラクター」。期待せず観たら面白かった。SEKAI NO OWARI のボーカルFukase、ハマり役。

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◯何もしない夜には何も起こらない。ということで久しぶりに一人で飲みに行った。前からチェックしていた若女将が切り盛りする日本酒の種類が豊富な小料理屋。店に入るとカウンターに常連客の老体が2、若い女体が1。若女将に促され自分もカウンター席へ。聞こえてきた会話の内容でカウンターの女性客は若女将の妹と知る。「今日のお酒」と「お惣菜4種盛り合わせ」でちびちび飲み始める。話かけられればスイッチを入れるつもりだったが、常連は新規の男に興味はなく、若女将、妹、女性店員と五人で盛り上がる。しばらくすると若女将が会話を離れ「前にもいらっしゃったことありますよね」と話かけてきた。俺の顔はよくある顔ではない。初めてかどうかわからない客に「ご来店初めてですよね」と話しかけるのは三流だとどこかのホステスが言っていたのを思い出した。「初めてです」と答えるとお礼と共に「普段はどの辺りのお店で飲まれるんですか?」「(日本酒の)好きな銘柄はありますか?」と訊かれる。どんな時も誠実でありたいと思う。しかし「チェーン店しか行きません」「酒は酔えればいいのでなんでもいいです」「ちなみに今日は美人若女将がいるというネットの書き込みを見て来ました」と言って場を変な空気にするわけにはいかない。適当に答え紳士に振る舞う。しばらくすると常連が「日本酒勉強中」という妹ちゃんにうんちくを語り一杯奢っているのを見せつけられ、新参者はなんとなく居心地が悪い。しかしつまみは半分以上残っている。手書きメニューにおすすめとある「呑み比べセット」を頼む。おそらく常連は頼まないんだろう。若女将が嬉しそうにその酒の蔵元のことや仕入れたいきさつを話し始める。一見への対応としては完璧だと思ってたところに、自分と同い年ぐらいの男が来店、席に着くとすぐにビールが置かれた。妹ちゃんに「みっちゃん今日は来ないんじゃなかったっけ?」と親しげに言う。ああ、こいつも常連、光に群がる虫ケラ。もちろん自分も同じ虫ケラ。興が冷め、三千円の会計を済ませ店を出た。

◯帰り道。ここ最近、四六時中、仕事(主に人間関係)のことを考えることが多かったが、一人飲みをして、知らない女性と会話し、知らないオッサンの生き様を見て、人生を考えた。自分にとっての「カッコいい男」になるのは難しい。しかし、「あいつみたいになったらお終いだ」という男にならないのは、そんなに難しくない。