日記

30代独男、転落の軌跡

9月10日(月)

 先日、久しぶりにフラれた。

 こう書くと恋でもしていたかのようだが、「彼氏いる?」「いる」というやり取りですべて終わったので、恋とは呼べず、フラれたとも言えないのかもしれない。とはいえ、「この子のことをもっと知りたい」と思って声をかけたのは?年ぶりのことなので自分でも驚きだ。

 しかしながら、相手が悪すぎた。チェーン居酒屋のバイトで、ホットパンツを当たり前に履きこなすギャル(死語)と真面目だけが取り柄を装う中年エセサラリーマンでは戦う前に結果は見えている。若い頃は自分と住む世界が違おうが、彼氏がいようが旦那がいようが関係なく「そういうのどうでもいいから、とりあえず一回飯に行こう」と誘い出すストロングスタイルの戦法を得意としていた自分だが、ブランクのある口から出たのは「お会計お願いします」というなんともお粗末な言葉だった。

 渡辺淳一は著書「欲情の作法」の中で身体と同じように心にも廃用性萎縮があると言う。つまり普段から恋をしていないと、急に目の前に理想の人が現れても上手く対応できないというわけだ。

 20代後半から30代前半、何人かの女性に心の骨という骨を折られ数年ギブス生活をしていたのにリハビリをサボっていたツケがここで回ってきたということか。

 あー、恋がしたい、恋がしたい。