余命46年

30代独男、転落の軌跡

10月19日(月)

 この日記は通常、その日にあったことを翌日の通勤時間にiPhoneで書いている。

 でも今日はiPhoneを忘れてしまい書くことができなかった。だからこの文章は翌日の夜である今、こうして書こうとしているのだが、昨日の出来事を思い出すことができない。いや、正確にいえば、思い出すまでもない。

 どうせ昨日もなんの変哲もない、素晴らしくも退屈な1日を過ごしたのだ。

 何かを待つのではなく、何かを起こすように動けと人はいうが、人間のちっぽけな力で何かを起こそうなんて土台無理な話なのだ。

 運命に抗うことはできない。流れは止まらず、すべてはなすがまま。

 抗いたい人は抗えばいい。頑張りなさい、では、さらば。ってな心境だ。

 部屋に戻り、酒を飲みながら、あの猫が迷い込んできた夜を思い出した。結局何もできなかったけど、あの夜があって今があるんだと思う。

 そしてあの日の自分が言っている。「落ちぶれる前に死ね」と。

 禿げるだろう。

 臭くなるだろう。

 老いぼれるだろう。

 人生ってなんなんだ???