余命46年

30代独男、転落の軌跡

西へ向かう新幹線で女のことを考える

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 東京から西へと向かう新幹線でこれを書いている。東北から関東は台風の影響で大雨らしいが、西へ来れば来るほど雨雲はなく、太陽の光が眩しい。

 別にケチったわけではなく、早く着いてもすることがないという理由で「こだま」に乗っているわけだが、映画を観たり、本を読んだりしても時間を持て余している。来月の京都出張もこだまで予約しているのだが、せめて「ひかり」に変えるべきだろうか?

 時間があると考えてしまう。何を? 女のことだ。

 60を超えた上司は出張のたびにソープに行くらしいが、自分の場合ペイを払ってどうのこうのなんてのには興味はなく、1日も早く安らげる女を見つけて、静かに暮らしたい。

 しかしながら毎日顔を見ても可愛いと思え、一緒に泣いたり笑ったりできる女とは出会えない。出会える気配すらない。

 ネットは広大だ。

 きっと東へ向かう新幹線に揺られながら、同じような思いをいだき、ため息をついている女がこの散文を読んでいたりするかもしれない。

 そしてコメントをくれて、東京に戻った週末、どこかで会おうということになるかもしれない。

 でも二人は出会った瞬間、お互いを見て思うだろう。

「この人じゃない」と。


 今夜は接待が終わったら街に出ようと思う。

 待っていても可愛いウサギは捕まらないのだから。