余命46年

30代独男、転落の軌跡

荒川修作という人

男が駅員に50円硬貨を「はい、1万円」と言って渡す。駅員は「これ、50円玉ですよ」と言う。男は「だから1万円」と言って相手の手の中にある50円硬貨を指さす。「いえ、これ50円玉ですが」「だからこれが1万円」「いや50円玉ですよ」「1万円」、、、この問答を繰り返すうち、駅員は不安になり、上司に「これ、50円玉ですよね」と確認した。

もしこれと同じことを私がやればここ最近の暑さのせいで頭がやられてしまったと思われるんだろう。「イカれた奴だ」と。

しかしそんな奇行さえも逸話として語られるような人もいる。天才とか芸術家とか言われるような人たちだ。

私は荒川修作という人を直接は知らない。

彼の創造した建築物などで名前を知っている程度だった。

このほどそんな男を知りたくなる機会を得て、インターネットに散らばる彼の断片を拾い集めてみたのだが、荒川修作という人は本当にわからない。

そして語られる彼のエピソードを読むごとに(その真偽は別にしても)、荒川修作のことが好きでなくなっていく自分がいた。

それでも更に彼を知ろうとしたところ、彼に興味を持ち、彼に仕事を依頼していった人たちのことがわからなくなってしまった。

そんな荒川修作に興味を持ちわからなくなってしまった人の一人であり、『西のジョンレノン』の異名を持ち、友でもある愛すべき男が、彼の地元・高知県須崎の地で ”私的〔荒川修作+マドリン・ギンズ〕考 『ARAKAWA+GINSからの/への手紙』” なる展示を企画開催する。

会期は2015年9月2日から10月3日まで。9月5日(土)には映画『死なない子供 荒川修作』上映会他、トークショーもあるとのこと(詳細はこちら→http://machikado-gallery.jimdo.com)。

この展示会に行けば荒川修作がわかる、、、かも?

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