余命46年

30代独男、転落の軌跡

死んでも豚には食いつかない

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 なんと生産性のない、無駄で無感動な毎日を送っているのかと、自分でもうんざりしてくる。

 よくネットに「お前が無駄に生きてる今日は、昨日死んだ誰がが死ぬほど生きたかった今日」なんて言葉が転がっている。

 そりゃこっちだって分けられるなら分けてやりたい、とは言わないが、だからって今日を一生懸命生きようということとは直結しない。

 結局は、パンがなければお菓子を食べればいいわ、ぐらいにしか考えていないわけだ。


 もはや夢はない。

 でも自殺する勇気はないので、死ぬまで生きる、それだけだ。

 こんな希望のない自分に寄り添ってくれる女などいるはずもなく、休日、日曜、独り、カフェでパソコンのデータ整理、読書。


 別に出会いがないわけではない。しかし「運命的な」それはない致命的欠陥。


 上司と行った居酒屋で、上司が店員に絡むのは日常茶飯事。そして性懲りもなく独身のボクを勧める。

 冗談で「でも彼氏いますよね」と話を合わせると最近の世相を表すように「いません」という返事が返ってくる。程よく回ったアルコールが手伝って、「じゃあ付き合ってください」と更にゲロの冗談、ゲロゲロゲロ。

 大抵の女は突然の告白でシンデレラになり、頬を赤らめる。嬉しそうなその顔。

 もちろんボクは連絡先を交換することもせず店を出る。鏡のない国の人とはお付き合いできない。


 戦中は蝉を天ぷらにして食べたというおじいちゃんは、幼いボクによく言ったものだ。

「何でも好き嫌いせず食べないと大きくなれないぞ」

 食べ物の好き嫌いのないボクは180センチの長身に育ったけど、女の好き嫌いは激しくここ数年は栄養失調状態だ。


 何が勝ちなのかわからないが、負けたくはない。